読書をしていると、またひとつちょっと読みの分からない語句を目にしました。
「その馥郁とした…」
馥郁。。。??
この「馥郁」とは何と読むのでしょうか?
まったく分からなかったので、早速調べてみました。
「馥郁」とは「ふくいく」と読んで、良い香りが漂う、香気がいっぱいに香っている様子、などとの意味になるとの事。「香」に「复」と記述する「馥(フク)」の文字は、訓読みでは、かおり、かんばしい、などと読んで、良い匂い、芳しい、などとの意味になるとの事。「有」に「阝(こざとへん)」と記述する「郁(イク)」の文字は、訓読みでは、かぐわしい、さかん、などと読んで、香気が盛んな様子、文化が盛んな様子、といった意味になるとの事。いずれも、良い香り、との意味の語句になる模様でした。
なるほど。あたり一面に良い香りが漂っていた、といった意味で使われていたのかと納得しました。
またひとつ勉強になりました。