「羹に懲りて膾を吹く」とは何と読む?またその意味は?正解は「あつものにこりてなますをふく」と読むとの事。

読書をしていると、ちょっと読みの分からないことわざ?に目が止まりました。

「羹に懲りて膾を吹く」

。。に、こりて、、。。を、ふく??

「羊羹(ようかん)」の「羹(かん)」でしょうか?
「膾」???

漢字も意味も全然分かりません。。早速調べてみました。

「羹に懲りて膾を吹く」とは「あつものにこりてなますをふく」と読んで、過去の失敗に学んで必要以上に用心する、といった意味になるのだそうです。中国の古い書に由来することわざで、文章先頭の「羹(あつもの)」とは「熱物(あつもの)」との事で、熱いスープ、との意味になるとの事。後半の「膾(なます)」とは、ダイコンのなます、などで馴染みのある、酢の物のナマス、の事。つまり、以前熱いものを食す際、ひどい火傷をしてしまった。今ではヤケドをしないよう、冷たいナマスでも吹き冷ましてから食す、といったイメージになる模様です。
ちなみに「羹(あつもの)」とは、羊羹(ヨウカン)の「羹(カン)」でもあり、音読みでは「コウ」、訓読みでは今回の「あつもの」と読まれ、肉や野菜を煮たスープ、との意味になるとの事。後半の「膾(なます)」とは、音読みでは「カイ」と言われ、別の漢字で「鱠」とも記述される、いわゆるナマスの意味になるとの事。

なるほど。度が過ぎる用心、との意味になるのですね。
またひとつ勉強になりました。