「甘茶」とはどういうもの?またその意味は?「あまちゃでかっぽれ」とは?

小説を読んでいると意味のよく分からない語句を目にしました。

「甘茶を準備して…」
「甘茶」?
「あまちゃ」ですよね?

これってお茶の一種でしょうか。
ちょっと気になったので調べてみました。[myadgg]

「甘茶」とは、アジサイの一種の植物で、その葉を干したもの、またそのお茶、というのが本来のもののようですが、アマチャヅルというウリ科の植物を乾燥させてお茶にしたものも「甘茶」と呼ばれるとの事。その名の通り仄かな甘みがあるとの事です。
釈迦の誕生を祝ったり、虫よけ効果があるとの事で、古くから各地域で甘茶を振舞う風習があるのだそうです。

また関連して「あまちゃ(甘茶)でかっぽれ」というお囃子のような掛け声、というか歌がありますが、これは江戸時代末期に流行したものなのだそうで、「かっぽれかっぽれ甘茶でかっぽれ塩茶でかっぽれ」と歌い踊った演芸なのだそうです。

飲んだことはないですが「甘茶」という飲物だったのですね。
またひとつ勉強になりました。