「ひょうげもん」とはどういう意味?「剽げ者」「へうげもの」とも記述するとの事。

ラジオを聞いていると、またひとつちょっと意味のハッキリしない語句が耳に残りました。

「先日発売されましたヒョウゲモンで…」

ひょうげもん。。。

話の内容から、出版された書籍のタイトルになる模様なのですが、この「ひょうげもん」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。

「ひょうげもん」とは、九州地方で使われている方言になる模様で、ひょうきんな人、おどけた言動をする者、との意味になるのだそうです。別の書き方で「へうげもの」と記述して「ひょうげもの」と読まれるのだとか。滑稽(こっけい)、おどける、などとの意味の「剽軽(ひょうきん)」の「剽(ひょう)」の文字で「剽げる(ひょうげる)」として、ふざけた人、おどける者、として、「剽げ者」、とされているのだとか。また「票」に「刂」と記述する「剽(ひょう)」の文字を調べてみると、訓読みでは、おびやかす、すばやい、などと読んで、脅かす、おどして奪う、身のこなしが早い、荒々しい、などとの意味で、ふざける、おどける、といった意味は含まれていない模様でした。

なるほど。ひょうげる = ふざける+者(もの)で、ひょうげもん、だったのですね。
またひとつ勉強になりました。