「まぐそのかわながれ」とはどういう意味?またその語源・由来は?漢字で「馬糞の川流れ」と記述するとの事。

ラジオを聞いていると、ちょっと気になる語句が耳に残りました。

「このまま行けば、まぐそのかわながれになるのは明白で…」
「マグソのカワナガレ」??

前後の会話の内容から、うまくいかない、といった意味になるのかとはイメージできるのですが。

ちょっと気になったので早速調べてみました。

「まぐそのかわながれ」とは、漢字で「馬糞の川流れ」と記述して、川に流されでバラバラに分解する馬のフン、とのイメージに、寄せ集めで集まっただけで結束していない人達が、波にもまれてバラバラに砕けてしまう様に例えている慣用句的な一節だった模様です。
由来は中国の故事かな、と思ったものの、昭和の有名な政治家、金丸信が発言した文章なのだそうです。
「馬糞」は「バフン」でなくて「マグソ」とも読まれるのですね。他にも何か裏の意味が含まれているのかと思いきや、ストレートに馬のフン、との意味でした。関連して「馬糞紙(ばふんし)」と呼ばれる紙があるとの事で、こちらは、藁(わら)などを原料にした黄色で固い紙、との意味で、いわゆる「ボール紙」と言われる紙になるとの事。馬糞が入っているという事ではないらしいです。

なるほど。中国のことわざかと思いきや、昭和政界のドン、金丸信先生のお言葉だったのですね。
またひとつ勉強になりました。先生ありがとうございます。