世界的に流行している新型インフルエンザですが、ワクチンも足りないとかで少々不安です。
「インフルエンザウィルスってなんなの?香港A型とかC型とか??」
「風邪はウィルスじゃないけど、インフルエンザはウィルスなんだ。」
なんて、勝手に考えていましたが、最近のパンデミックを機に、ちょっと調べてみました。[myadgg]
まずはじめに、風邪とは何ぞやと。
初めっから私間違えてました。
風邪はいろいろな症状を伴うので「かぜ症候群」とされ、病原は80~90%がウィルス、10~20%が細菌などとの事。
何だ、種類は様々だけど、風邪もウィルスの仕業なのね。
そして、ブームのインフルエンザ。
大きく分けるとインフルエンザウィルスでも、A型、B型、C型、と3種類あり、
- A型 : 人に感染するものは少なく、多くは水鳥などの野生生物を宿主とする。変異することが多く多様性。
- B型 : 人のみを宿主として、規模は小さいが地域的に毎年流行する。多様性も少ない。
- C型 : 人だけを宿主として、4歳以下の小児に感染するが症状も軽く、一度かかると免疫もほぼ一生涯持続する。
と、いった感じ。
つまり問題は、いつも変化を繰り返していて、鳥やら豚やら人に感染するA型。ワクチンを作っても作っても形が変ってしまうので、常にイタチごっこといった感じ。
これまでにも、いろいろこのA型が悪さをした歴史があって、
- 1918年 : スペインかぜ (H1N1亜型) 感染者6億人、死者4000~5000万人
- 1956年 : アジアかぜ (H2N2亜型) 感染者300万人、死者5700人
- 1968年 : 香港かぜ (H3N2亜型) 死者50万人
などが有名で、御覧の通り同じA型の中でもいろいろな型に分類されます。
その中で私がたまに耳にしていたのが、「H3N2」のA香港型や「H1N1」のAソ連型と言われているものでした。
今現在、世界的に流行しているのは、過去最大の被害をもたらした「スペインかぜ」と同じ型の「H1N1」の亜種。メキシコで発症し始めた頃は「ブタインフルエンザ」とも言われていたように、豚から人へ感染するよう変化したインフルエンザによって、今にいたっています。
根本的な解決はいまだないようですが、「スペインかぜ」が流行した時代とは、医療レベルも雲泥の差ですから、かかったとしてもあまりひどくならないよう、願うばかりです。
[ LINK ] : 一生インフルエンザにかからない体質の作り方