先日読書をしていると、見なれない言葉に遭遇しました。
「聾桟敷」?
なんて読む?
早速調べてみました。[myadgg]
「聾桟敷」(つんぼさじき)と読み、本来の意味は、舞台から一番遠い場所にある安値な客席の事、だそうで、演者のセリフがよく聞こえないことから、「つんぼ桟敷に置かれる。」というと、事情が知らされない、仲間はずれ、カヤの外、つまはじきにされる。といったような意味になるようです。
一部、「ツンボ」との表現が、ろう者に対する差別的な表現とする声もあるようですが、この言葉の場合は、ワンセットとして意味をなしており、すでに常用語となっているので、問題ないのではとする意見が多いようです。もちろん単独での使用は問題あると、私も思います。
ちなみに「桟敷(さじき)」とは、相撲や歌舞伎などで、一段高く作られた客席の事だそうです。「桟敷席(さじきせき)」=「升席(ますせき)」と考えても、問題ないようです。
しかし、「桟敷(さじき)」と聞くと、寺山修二の「天井桟敷」が真っ先に思い浮かぶのは、私だけでしょうか?
#yaoyolog