読書をしていると、またひとつ読みの分からない語句に目が止まりました。
「彼も喝破したように…」
喝破。。。
この「喝破」とは何と読むのでしょうか?またどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
「喝破」とは「かっぱ」と読んで、大きな声で叱る、または、間違った説を退けて正しい説を自信をもって言い切る、といった意味になるとの事。「喝破(かっぱ)」の前半の「喝(かつ)」とは、音読みでは「カツ」、訓読みでは、おどす、しかる、と読んで、大きな声でおどす、怒鳴りつける、叫ぶ、などとの意味になるとの事。後半の「破(ぱ)」とは、音読みでは「ハ」。訓読みでは、やぶる、やぶれる、などと読んで、壊れる、ダメになる、打ち破る、打ち負かす、やり抜く、などといった意味になるとの事。合わせて、大きな声で叫び打ち負かす、とのイメージになる模様でした。今回の場合は、後者の論破するとのイメージで使われていたのかと納得しました。
なるほど。お坊さんなどが叱る際の「カツ(喝)!」の文字で、叱る、または、論破する、といった意味だったのですね。
またひとつ勉強になりました。