そもそも「ずにのる」とはどういう意味?漢字で「図に乗る」と記述するとの事。

ラジオを聞いているとまたひとつ、ちょっと気になる語句が耳に残りました。

「たまにズにのることもあって…」

ず?づ?に、のる。。??

時折威張ってしまう、天狗になり得意になってしまう、といった意味になるのかとは思いますが、そもそもこの「づにのる」とはどういう意味になるのでしょうか?

ちょっと気になったので早速調べてみました。

そもそも「ずにのる」とは漢字で「図に乗る」と記述して、仏教用語に由来した語句になるのだそうです。僧侶が音階などを付けて唱える経文で「声明(しょうみょう)」の中で、音程を変える難しい転調の技術の事を「図(ず)」と呼ぶのだそうです。上手く出来た事を「図に乗る」と読んで、本来は「上手に出来た」との意味の良い意味になるのだそうです。これに由来して、調子に乗る、思い上がる、つけあがる、といった意味で使われるようになったのだとか。
また「頭に乗る」と使われているケースも多くある模様ですが、こちらは誤用になるのだそうです。

なるほど。そもそも仏教の世界で、よくできた、といった意味の語句だったのですね。
またひとつ勉強になりました。人生毎日が勉強ですね。