ラジオを聞いていると、またひとつちょっと気になる語句が耳に残りました。
「私はしがないサラリーマンですので…」
シガナイ。。。
大したことない、普通の、といった意味になるのかとイメージしますが、そもそもこの「しがない」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
そもそも「しがない」とは、漢字で「祥が無い(さがない)」と記述する語句を語源としている語句になる模様で、「祥」の文字は、音読みでは、ショウ。訓読みでは、きざし、さいわい、さち、と読んで、良い事、喜ばし事、または、きざし、良い事の前ぶれ、忌明けのお祭り、などなどといった意味になるのだとか。「祥が無い(さがない)」として、良い事が無い、または、性に合わない、といった意味から、取るに足りない、つまらない、貧しい、との意味で使われているのだそうです。
なるほど。一般的な、などとの意味になるのかと考えておりましたが、つまらない、取るに足りない、と、必要以上にへりくだった言い回しになるのかと納得しました。
まだまだ理解の足りない日本語がたくさんあります。またひとつ勉強になりました。