ラジオを聞いているとまたひとつ、ちょっと気になる語句が耳に残りました。
「ひとつおりいってお話が…」
オリイッテ。。。
改めて真面目な、真剣な、などといったイメージになるのかと想像しましたが、そもそもこの「おりいって」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
そもそも「おりいって」とは漢字で「折り入って」と記述して、特別に気持ちを込める、深く心を込める、との意味の「折り入る(おりいる)」との語句から変化した言い方になるのだそうです。「折る(おる)」とは、枝を折る、折りたたむ、などと、木を切る、曲げる、などとの意味のほか、お菓子や料理を詰める木製の容器、折箱、との意味。折を見て伺う、春の折、などと、季節や時節の意味にもなるとの事で、気持ちが折れる、と、破壊的な意味ではなく、気持ちを折り重ねて詰め込む、といったイメージになるのかと勝手に解釈しました。
なるほど。「折(おり)」の漢字ひとつでもいろいろな意味になるのですね。
本当に日本語って奥が深いですね。またひとつ勉強になりました。