そもそも「おとぎばなし」の「おとぎ」とはどういう意味?漢字で「御伽話」と記述するとの事。

ラジオを聞いていると、ちょっと気になる語句が耳に残りました。

「それはオトギバナシみたいな話で…」

おとぎばなし。。

子供に聞かせる話、といった意味になるのかと思いますが、そもそもこの、おとぎばなし、の「おとぎ」とはどういう意味になるのでしょうか?

ちょっとハッキリしなかったので、早速調べてみました。

そもそも「おとぎばなし」の「おとぎ」とは漢字で「御伽話」と記述するとの事。「御伽話(おとぎばなし)」の先頭の「御(お)」とは、お父さん、お母さん、お食事、お仕事、などの接頭語になり、続く「伽(とぎ)」とは、音読みでは「カ」または「ガ」と読まれ、日本で「とぎ」と読まれて使われる場合、退屈しないように相手になる、病人の看護する人、などといった意味になるとの事。その昔、江戸時代の頃には、御伽衆(おとぎしゅう)という、将軍や大名に仕えて相手になったり話をする役職があったのだとか。インターネットもテレビもラジオもない時代の娯楽だったのかと想像しました。これが現代になり、子供に聞かせるフィクションの話、という意味に変わっていったのだそうです。

なるほど。一緒に居続ける事を、添い遂げる(そいとげる)などとも言いますが、オトギ、の「伽(とぎ)」は、一緒にいる、との意味だったのですね。
またひとつ勉強になりました。本当に日本語って奥が深いですね。