読書をしていると、ちょっと読みの分からない語句が目に止まりました。
「奥から禰宜が…」
「禰宜」。。。
まったく意味が分かりません。また何と読むのでしょうか?
早速調べてみました。
「禰宜」とは「ねぎ」と読んで、神社などに務める神職の階級なのだそうです。神社で一番位の高い「宮司(ぐうじ)」に続き、宮司の指示により行動する神職が、「禰宜(ねぎ)」と呼ばれる立場の方なのだそうです。さらに下に「権禰宜(ごんねぎ)」という位もあるのだとか。宮司(ぐうじ)と、禰宜(ねぎ)が、ひとりづつなのに対して、権禰宜(ごんねぎ)は複数人指定できるのだとか。会社組織に例えると、宮司=社長、副社長=禰宜、各役員=権禰宜、といったイメージになりますでしょうか。
ちなみに前半の「禰(ね)」とは、デイ、ネ、みたまや、かたしろ、などと読まれ、父親のお墓、位牌、といった意味を持っているとの事。後半の「宜(ぎ)」とは、宜しく(よろしく)、と使われる漢字で、よろしい、よい、との意味を持っているのだそうです。また「祢宜」と記述するケースもあるのだそうです。漢字単体の意味としても、祢=禰、となるのだそうです。
なるほど。難しい語句で何の事かと思いましたが、神主さんの役職名さったのですね。ちなみに神主(かんぬし)さんとは、神職に就いている方、神職、との意味になるのだそうです。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。
人生毎日が勉強ですね。