読書をしていると、またひとつちょっと読みの分からない語句に目が止まりました。
「それこそ破れ鍋に綴じ蓋で…」
破れ鍋に綴じ蓋。。。
ワレナベ、、に、、トジブタ、、でしょうか?
割れた鍋と閉じるフタ??
意味が良くわからなかったので、早速調べてみました。
「破れ鍋に綴じ蓋」とは「われなべにとじぶた」と読んで、江戸いろはかるたの一節になるのだそうです。割れた鍋にもそれにバッチリあったフタがある、との意味になり、似た者同士が一番相性が良い、どんな人でも相性の良い人はいる、といった意味になるのだそうです。前半の「割れ鍋(われなべ)」とは、そのまま、割れた鍋、破損した鍋、との意味ですが、後半の「綴じ蓋」とは、閉める、閉じる、との意味ではなく、修繕する、繕う、との意味で、縫い合わせる、ひとつにまとめる、との意味の「綴じる(とじる)」になるのだとか。
なるほど。割れたナベに破損を繕ったフタ、との意味で、お互いキズがある、といったニュアンスになるのですね。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。人生日々勉強ですね。