「海鮮問屋(かいせんどんや)」は間違い?正解は「廻船問屋」と記述して、今でいう海運業者さんとの事。

先日、仲間と会話中の事。

「やっぱ昔も、カイセンドンヤって新鮮な魚とか食べてたんだろうねぇ。」
「ン。。そ、そーだねぇ。。」

と。

この彼、カイセンドンヤを「海鮮問屋」と思っている様子。同名の居酒屋などありますが、コレって違いますよね。。
時代劇中で、腹黒いお代官さまに、饅頭の下に敷き詰めた金品で賄賂を送るカイセン問屋、オヌシも悪よのぅ、との、シーンが思い出されますが、海鮮問屋では無かったような。。
ちょっと自信がなかったので改めて調べてみました。

時代劇などで出てくる「かいせんどんや」とは、漢字で「廻船問屋」と記述して、「廻船(かいせん)」とは、人や物を運ぶ大型の貨物船の事なのだそうです。各地を回る行商船から始まり、北海道の海産物を運んだ北前船、大阪から江戸までの定期船などの事を指して言われたのだそうです。今でいう海運業者だけの役割ではなく、日用品を販売する小売業者さん、といった役割もあったのだそうです。

友人が言うように、きっと「廻船問屋」の人も儲かっていたでしょうから、新鮮なお魚、高級なお魚も食べていたかと思いますが、絶対に「海鮮問屋」だと思っているので、次回同じような機会があった時には指摘しようかと思います。
またひとつ勉強になりました。