読書をしていると、ちょっと読みの分からない文言が目に止まりました。
「倉皇と退いていく…」
「倉皇」。。
くらおう??じゃないですよね。。
ちょっと意味がハッキリしなかったので、早速調べてみました。
「倉皇」とは「そうこう」と読んで、慌てる様子、落ち着かない、あわただしく慌てふためく、といった意味になるとの事。また、落ち着きがない様子をいう「そそくさ(倉皇)」との意味でも使われるとの事。前半の「倉(そう)」は、倉庫(そうこ)の倉で、保管庫、との意味のほかに、慌てる、との意味にもなるとの事。後半の「皇(こう)」は、皇帝(こうてい)、皇室(こうしつ)の皇ですが、派生した「惶(こう)」の文字の意味から、あわただしい、恐れる、との意味でも使われる場合があるとの事。合わせて、あわただしく落ち着きがない、といった意味で使われるようになった模様です。
また別の漢字で「蒼惶」と記述する場合もあるのだそうです。
なるほど、漢字のイメージから崇高な意味かと想像しておりましたが、まったく違う、混乱する、慌てる、といった意味の語句だったのですね。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。人生日々勉強ですね。