雑誌を読んでいると、ちょっと気になるカタカナ英語を目にしました。
「アドプトリバーを推進する…」
「アドプトリバー」。。。
まったく意味が分かりません。早速調べてみました。
「アドプトリバー」とは英語で「Adopt river」と記述するらしく、前半の「Adopt(アドプト / アダプト)」とは、採用、承認、公認、との意味のほかに、養子にする、里親、との意味になるのだそうです。河川を意味する「river(リバー)」と合わせて、直訳すると、川を採用する、川を養子にする、と、意味の分からない内容になりますが、調べてみると、ボランティアなどで行われる河川の環境美化運動の事を言っている模様でした。イメージ的には、養子、里親、との意味から、地域の河川の面倒を見る、保護する、といった意味になるとの事。
さらに英語で「Adopt river」を検索しても、該当する内容が発見できなかったので、日本のみで通じる和製英語の類かと思いました。関連して「アドプトロード」との語句もあり、こちらは河川でなく、道路の環境美化運動の事を言うのだそうです。こちらはそもそもアメリカで始まった「Adopt A Highway(アダプト・ア・ハイウェイ)」なる運動があった模様でした。もしかしたら、こちらの「Adopt A Highway(アダプト・ア・ハイウェイ)」を基として、日本の各地方で「アドプトロード」「アドプトリバー」と言われるようになったものかと予想しました。
なるほど、調べ初めはまったく意味が分からなかったのですが、なんとなく語源にたどり着いたような気がします。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。人生日々勉強ですね。