ネットラジオを聞いていると、またひとつちょっと気になる語句が耳に残りました。
「トッコカマクビさながら…」
この「とっこかまくび」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので早速調べてみました。
「独鈷鎌首(とっこかまくび)」= 論争が好きな歌人
「とっこかまくび」とは漢字で「独鈷鎌首」と記述して、前半の「独鈷(とっこ)」とは、祈祷をするときに持つ仏具の事で、続く「鎌首(かまくび)」とは、農具の鎌(カマ)のように曲がった首、との意味。合わせて「独鈷鎌首(とっこかまくび)」として、論争が好きな歌人、との意味になるとの事。鎌倉時代の僧侶で歌人の顕昭(けんしょう)と寂蓮(じゃくれん)が日々論争しており、顕昭は独鈷杵(とっこしょ)を手に持ち、寂蓮は頭を突き上げていた様子を、侍女たちがそのように言っていた事に由来しているのだそうです。
なるほど!独鈷(とっこ)と鎌首として、論争好きの顕昭(けんしょう)と寂蓮(じゃくれん)、との意味になるのですね!
またひとつ勉強になりました。