テレビドラマを見ていると、またひとつちょっと気になる語句が耳に残りました。
「ジンギすぎればよわくなる」
この「じんぎすぎればよわくなる」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
まず「じんぎすぎればよわくなる」は間違いで、正しくは「じんにすぎればよわくなる」で、漢字で「仁に過ぎれば弱くなる」と記述するとの事。過度な思いやりや優しさでは人を弱くする、といった意味になるのだそうです。ちなみにこちらの言葉は、仙台藩の藩主、伊達政宗公の言葉でさらに続きがあり、全体では「仁に過ぎれば弱くなる。義に過ぎれば固くなる。礼に過ぎれば諂(へつら)いとなる。智に過ぎれば嘘をつく。信に過ぎれば損をする。」として、何事も過度になると道を違える、といった意味の言葉になるのだそうです。
なるほど。仁義(じんぎ)ではなく、仁に(じんに)だったのですね。
まだまだ理解の足りない日本語がたくさんあります。またひとつ勉強になりました。