「しんきんをなやます」の「しんきん」とはどういう意味?漢字で「宸襟」と記述するとの事。

ラジオを聞いていると、またひとつちょっと意味不明な語句が耳に残りました。

「難しい語句で、シンキンをなやます、と言いますが…」

「シンキンをなやます」。。

後半の、なやます、は、悩ます、でしょうが、前半の「しんきん」とはどういう意味になるのでしょうか?
信金。心筋。。親近。。。

ちょっとはっきりしなかったので早速調べてみました。

「しんきん」とは「宸襟」と記述して、古くから使われている語句で、そもそも「天子の心(てんしのこころ)」との意味になるとの事。ここで言う「天子(てんし)」とは、皇帝、天皇を意味するとの事で、天皇のお気持ち、との意味になる模様でした。前半の「宸(シン)」の文字は、訓読みでは「のき」と読んで、軒先(のきさき)のノキの意味であるほか、天子の住まい、天子の言葉、との意味になるとの事。後半の「襟(キン)」とは、衣服の襟(えり)で馴染みのある語句ですが、訓読みで「むね」とも読まれ、心中、思い、との意味でも使われるのだそうです。

なるほど。天皇の意味の「宸(シン)」と、心のうち、との意味の「襟(キン)」で、天皇のお気持ち、との意味だったのですね。これに、悩ます、を付けて、天皇のお気持ちを悩ます、との意味で使われていた模様でした。
またひとつ勉強になりました。人生日々勉強ですね。