「きではなをくくる」とはどういう意味?またその語源は?漢字で「木で鼻を括る」と記述するとの事。

ラジオを聞いていると、ちょっと気になることわざが耳に残りました。

「キでハナをくくるような対応で…」
「きではなをくくる」。。

木で鼻をくくる、ですよね?くくるとは、しばる、縛り付ける、といった意味かと思いますが、木で鼻を縛り付ける??

よくよく考えると意味が分からないので、早速調べてみました。

「きではなをくくる」とは漢字で「木で鼻を括る」と記述して、無愛想、そっけない、冷たい態度、といった意味になるとの事。元々は「木で鼻をこくる」と言われていた模様で、後半の「こくる」とは「こする」との意味で、木で鼻をかむ、との意味になるのだそうです。その昔、高級だった紙で鼻をかむことは大変贅沢だったのだそうで、奉公人など身分の低いものには使わせず、木にでもこすりつけろ、とされていたのだとか。そこから、邪険にされる、無愛想、冷たい態度などの事を、木で鼻をこくる、と言われるようになり、やがて誤用で「木を鼻でくくる(括る)」と言われ、定着したのだそうです。

なるほど、括る(くくる)は、こくる=こする=かむ、だったのですね。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。人生日々勉強ですね。