昨日の「堪忍(かんにん)」に関連して、一点気になった語句がありました。
「堪忍(かんにん)」と同じような意味の「勘弁(かんべん)」について調べてみたいと思います。
そもそもこの「勘弁(かんべん)」とは、古くから使われている仏教用語で、見極める、わきまえる、との意味で使われていたのだそうです。前半の「勘(かん)」とは、直観的な感覚のカン、との意味と、考え調べる、との意味があるとの事。後半の「弁(べん)」とは、話す、との意味の他に、区別する、処理する、との意味を含んでいるとの事。
そもそもの始まりは、精査して見極める、との意味から、弟子が師匠から合格点をもらう、といった意味で使われていた文言だったのだそうです。そこから由来して「合格点をください」といったニュアンスから、「許してください」といった使われ方をするようになった模様です。
現在一般的に使われている、許す、との意味の他に、このような謂れがあったとは初めて知りました。
知らべてみると理解が深まって本当に面白いですね。人生日々勉強です。