ラジオを聞いているとまたひとつ、ちょっと気になる語句が耳に残りました。
「カンコウレイがしかれており…」
かんこうれい。。。
なんとなく話の文脈から、関係者以外には話してはいけない、といった意味になるのかと思いますが、この「かんこうれい」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
「かんこうれい」とは漢字で「箝口令」または「緘口令」と記述して、やはりイメージしていたとおり、ある事柄について話してしまう事を禁止する、といった意味になるとの事。「箝口/緘口(かんこう)」とは、口を閉じてものを言わない、との意味になるとの事。「箝口(かんこう)」の「箝(かん)」の文字は、訓読みでは、くびかせ、つぐむ、はさむ、などと読んで、物をはさむ、首枷(くびかせ)、口をとじる、などとの意味になり、もう一方の「緘(かん)」の文字は、訓読みでは、てがみ、とじなわ、とじる、などと読んで、封をする、閉じる、箱があかないようにする縄、手紙の封、手紙、などとの意味になるのだそうです。いずれも、閉じる、との意味になり、これに「口」と、命令、指示、などとの意味の「令(レイ)」を付けて「箝口令/緘口令(かんこうれい)」として、口外しない令、他言しない命令、といった意味になる模様でした。
なるほど。一瞬「観光(かんこう)」かと思いましたが「箝口/緘口(かんこう)」として、口を閉じる、との意味になるのですね。
またひとつ勉強になりました。