ラジオを聞いていると、またひとつちょっと気になる語句が耳に残りました。
「○○だいぎしの元秘書が…」
ダイギシ。。。
政治家、国会議員の肩書になるのかとは思いますが、そもそもこの「だいぎし」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
「だいぎし」とは漢字で「代議士」と記述して、国会議員の事で、特に衆議院(しゅうぎいん)に属する国会議員の事を指すのだそうです。「代議士(だいぎし)」とは、国民を代表して国政を議する者、との意味で、その昔、一般国民の投票で選ばれていた衆議院議員に対して使われているとの事。現在では上院である参議院(さんぎいん)も、選挙で選ばれるので、いずれも国民から選ばれた国会議員になるのですが、その昔、明治憲法下での上院では「貴族院(きぞくいん)」と言われ、皇族(こうぞく)や、華族(かぞく)に属する人物から選出され、選挙も解散も任期の制限もなかったのだそうです。そこに由来して、一般の民衆の声を代行して国会で発言する人、との意味で「代議士(だいぎし)」と言われていたとの事でした。
なるほど。選挙で選んでいない貴族院議員に対して、代議士、と言われていたのですね。ちなみに代議士、衆議院議員は4年に一度の選挙で総入れ替えであるのに対して、貴族院議員である参議院は、6年の任期で3年に一度、半分づつの選挙になるのだそうです。
理解しているようで理解の足りない事がまだまだたくさんあります。人生日々勉強ですね。