ラジオを聞いていると、またひとつちょっと気になる語句が耳に残りました。
「そりゃ、スネにキズ持つ…」
「スネにキズ」。。
過去の失敗経験を言っているのかとは想像できますが、そもそもこの「スネニにキズ」とはそういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので早速調べてみました。
「すねにきず」とは漢字で「脛に傷」と記述して、本来は「脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)」といったことわざになるのだそうです。脛に傷がある人は、笹がたくさん生えている笹原をゆっくり歩いていられない、走り去るしかない、といった意味になるとの事。そんな謂れから、やましい事がある人は世間をうかがってビクビクしながら生きるしかない、風で動く笹の音にもおどろいて走り出す、といった意味になるのだそうです。そののち、脛に疵持つ(すねにきずもつ)などと言われるようになり、悪事を隠している、やましい事がある、といった意味で使われているとの事。
なるほど、やましいことがある、との意味の慣用句だったのですね。
またひとつ勉強になりました。