ラジオを聞いていると、ちょっと気になる語句が耳に残りました。
「お蕎麦の名店でサラシナそばを…」
「さらしな」。。
お値段お高めの上品なイメージの蕎麦かと思いますが、そもそもこの「さらしな」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので早速調べてみました。[myadgg]
「さらしな」とは漢字で「更科」または「更級」と記述して、元々は長野県の古い地名になるとの事。更級郡(さらしなぐん)なる地区があったとの事で、現在の千曲市(ちくまし)と、埴科郡(はにしなぐん)の一部に位置していたのだそうです。昔からお蕎麦の産地との事で、更級産の蕎麦、というブランドになっていた模様です。ストレートにそのまま「更科(さらしな)」と、店名にされている有名店もありますが、こちらは歴史も古く江戸時代から続いているのだそうです。なんでもこちらのお蕎麦屋さん、更科さんが「更級」を「更科」としたのだとか。「級」と「科」は、同じく、段差、との意味を含んでおり、また、創業者の方が、保科(ほしな)さんなる方にお世話になったとの事で「科(しな)」の文字に変更したのだそうです。
現在では「更科そば」と言えば、そばの実の外側を磨き落とし中心部分のみを挽くことにより、味わい深くまた喉越しもよい上品な白いお蕎麦の事になりますが、こちらの「更科」さんが発祥になるでしょうか。
なるほど、そもそも長野県の「更級(さらしな)」なる地名で、そこから由来したお蕎麦屋さんの「更科(さらしな)」との事になっていたのですね。
またひとつ勉強になりました。あー、お蕎麦食べたい!!