テレビを見ていると、ちょっと気になるモノがありました。
「このお酒、辛口でイイですねー。」
画面に映るお猪口の底に青い二重丸。日本酒用のお猪口でお馴染みのデザインですが、私も自宅用に久しぶりに物欲が沸々と。と、ここでちょっと気になりました。いったいこの青い二重丸、伝統的なデザインかと思いますが、何か意味があるのでしょうか?
ちょっと気になったので早速知らべてみました。
この青い二重丸は、蛇の目(じゃのめ)模様と言われるデザインで、文字の通り、蛇(へび)の目に似ているところからそのように呼ばれているのだとか。また昔から蛇の目には魔除けの効果があると言われていて、日本酒を清める、といった意味でも、古くから使われているとの事。
また日本酒の出来を見る際、色や濃度を確認する為に、青い蛇の目模様になっているのだそうです。日本酒は黄色く色付く事がある為に、反対色の青、ベースの白で、濃度や色、出来不出来を見極めているのだそうです。
なるほど。そういった意味があったのですね。また蛇の目傘(じゃのめがさ)と言われる古い番傘も、円をあしらったデザインで、こちらも頭上から降りかかる災いを防ぐ、といった魔除けの意味があるのだそうです。
調べてみると理解が深まってとても面白いですね。またひとつ勉強になりました。