読書をしているとまたひとつ、読みの分からない語句に目が止まりました。
「頼るべき閨閥のない…」
閨閥。。。
まったく読めません。この「閨閥」とはどういう意味になるのでしょうか?
早速調べてみました。
「閨閥」とは「けいばつ」と読んで、婚姻関係で結ばれた集団、との意味になるのだそうです。「閨閥(けいばつ)」の前半、「門(もん、もんがまえ)」に「土」がふたつで、ケイ、などと人名で使われる「圭」で「閨(ケイ)」の文字は、訓読みでは、ねや、こもん、などと読まれ、宮中の小門、婦人の部屋、女性、などとの意味になるのだそうです。これに、財閥(ざいばつ)、派閥(はばつ)、学閥(がくばつ)などと使われ、仲間、グループ、などとの意味の「閥(ばつ)」とで「閨閥(けいばつ)」として、妻側の婚姻関係で結ばれる勢力、といった意味になるのだそうです。
なるほど。血のつながりで頼れるものが無い、といった意味で使われていたのかと納得しました。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。またひとつ勉強になりました。