テレビを見ていると、ちょっと意味の分からない言葉を耳にしました。
「あそこにニゲミズが…」
「にげみず」??
夏によく見る現象で、ちょっと先の路面などが反射して鏡のように見える自然現象の事、とは理解できたのですが、この「逃げ水」との言い方、初めて耳にしました。
個人的には、これまで「陽炎(かげろう)」とか「蜃気楼(しんきろう)」と言っていたのですが、間違っているのでしょうか。。
ちょっと気になったので早速調べてみました。
調べてみるとやはり「にげみず」と言われるようで、漢字で「逃げ水」と記述されるとの事。古い和歌でも見受けられる文言なのだそうです。どんだけ追いかけても逃げて行ってしまう水のようなもの、という事で「逃げ水」と言われている模様です。また、地面が鏡のように見えることから「地鏡(じかがみ)」とも言われるとの事。
下位蜃気楼(かいしんきろう)とも言われる自然現象で、熱された路面などの熱で高温になった空気と冷たい空気の境目で起こるプリズム現象との事。
ちなみに「蜃気楼(しんきろう)」とは、熱くなった大気が海水などの水分で下部が冷やされる事により、様々なものが反射して浮かび上がって見える現象との事。また「陽炎(かげろう)」とは、熱源の先にあるものが、熱によって空気の屈折率が変わって歪んで見える事、なのだそうです。炎の先の景色がゆらゆらと見えるあれの事ですね。
なるほど「逃げ水(にげみず)」とは初耳でした。細かく言うと仕組みが違うようですが、熱により大気が屈折して見える現象、という事では共通している模様です。
まだまだ知らない日本語が沢山あります。人生日々勉強ですね。