読書をしてると、またひとつちょっと読みの分からない漢字に目が止まりました。
「先代からの衣鉢を継ぐ身として…」
衣鉢を継ぐ。。。
いはち??を、つぐ、、でしょうか??
なんとなく、伝統を守る、といった意味になるのかとイメージしたのですが、この「衣鉢を継ぐ」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
「衣鉢を継ぐ」とは「いはつをつぐ」と読んで、お師匠様から弟子へ技術や方法、奥義などを受け継ぐ、との意味になるとの事。
そもそも仏教用語で、衣(ころも)と、鉢(はち)、で、初めの「衣(イ)」とは、袈裟(けさ)。後半の「鉢(ハツ)」とは、托鉢(たくはつ)に使用する鉢(はち)を意味しているのだとか。衣と鉢を含め、仏法の教えをを師匠から弟子に伝授する、託す、との意味になるのだそうです。そこから、先人が残したものを受け継ぐ、といった意味でも使われるようになったのだとか。「えはち」「えはつ」とも読むこともあるそうですが、「いはつ」との読みから「遺髪」と間違って使われる事も多いのだそうです。
なるほど。おおよそイメージしていた意味で間違っていなかった模様でしたが、先祖が残したもの、というより、先代からの技術・伝統、などとの意味になる模様ですね。
まだまだ理解の乏しい語句がたくさんあります。またひとつ勉強になりました。