ラジオを聴いていると、ちょっと懐かしい楽曲のタイトルを耳にしました。
「リクエストで、勝手にしやがれ…」
「勝手にしやがれ」。。
この「勝手(かって)」とは、好きにしろ、とのニュアンスになるかと思いますが、そもそもなぜ「勝手」と言われるようになったのでしょうか?またその語源は?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。[myadgg]
まず、「勝手(かって)」の意味を調べてみると、台所、生計、物事の様子、弓を弾く引手、との意味になるとの事。そういえば、キッチン、台所の事を「おかって」と言いますが、こちらもこの「勝手」で、「お勝手」と記述されるのだそうです。今回の意味は、勝手気まま、勝手な事をする、といった使い方の、我がままに振る舞う、といったイメージかと思います。
語源や由来には諸説あるようで、まず台所は生活の糧(かて)をお料理する場所なので、この「糧(かて)」から「かって」と呼ばれるようになったというお話。弓道の世界では弓を持つ左手の事を「押手(おして)」と言い、右手の事を「勝手(jかって)」と言うのだそうです。矢で刈る、とのイメージから、刈る手、から、勝手、になったのだとか。弓をキープする押手に比べ、勝手、と言われる矢を引く右手は自由に使えるとの事。この、自由に使える、との意味から、女性が自由に使える場所、との意味で「勝手(かって)/お勝手(おかって)」と言われるようになった、とのお話。この、自由に振る舞える、とのイメージから、我がまま、勝手気まま、との意味でも使われるようになったのかと想像できました。
キッチンの話から弓道の話へと、いろいろあって複雑でしたが、なんとなく理解できました。
まだまだ知らない日本語がたくさんあります。人生日々勉強ですね。