読書をしていると、またひとつ読みの分からない語句に目が止まりました。
「泰平の眠りを覚ます上喜撰…」
上喜撰。。。
まったく意味がわかりません。早速調べてみました。
「上喜撰」とは「じょうきせん」と読んで、別名「正喜撰(しょうきせん)」とも呼ばれる、宇治の高級緑茶のブランド名になるのだそうです。そもそも「喜撰(きせん)」という平安時代の歌人からいわれる語句で、こちらの「喜撰(きせん)」の、宇治茶について読んだ歌に由来した語句になるのだとか。
今回読まれている「泰平の眠りを覚ます上喜撰」とは、外国からやってきた蒸気船のことで、江戸末期に来航した黒船について歌われたものになるのだそうです。「たつた四杯で夜も眠れず」と続いて、四隻の蒸気船が来た事によって不安で仕方ない、眠れない、といったイメージになる模様でした。
なるほど。上喜撰(じょうきせん)=蒸気船、ともじった歌だったのですね。
またひとつ勉強になりました。本当に日々勉強ですね。