読書をしていると、ちょっと気になる文言に目がとまりました。
「そのべらぼうな金額に…」
「ベラボウ」。。
ここでは、法外な、常識以上の、といった意味かと理解していますが、そもそもこの「べらぼう」とはどういう意味なのでしょうか?その語源は?
ちょっと気になったので早速調べてみました。
「べらぼう」とは、その昔、見世物小屋で出し物にされていた容姿の醜い奇人、との意味になっていたのだそうです。漢字で「便乱坊(べらんぼう)」や「可坊(べくぼう)」と記述して、「アホ」や「バカ」といった意味になっていったのだとか。現在では漢字で「箆棒」と記述する場合もあるとの事ですが、こちらは当て字になるのだとか。
やがて博打打の間で「バカな事」との意味で使われる賭博用語になり、一般の人々にも使われるようになったのだそうで、「べらぼう」「べらぼうめ」「べらんめえ」「べらいいめい」と変化して江戸弁になっていったのだとか。
成る程、そういったルーツを持っていたのですね。
またひとつ勉強になりました。人生日々勉強ですね。