ラジオを聞いているとまたひとつ、ちょっと意味の分からない語句を耳にしました。
「ステージのカミテ、センター、シモテと…」
音楽?アイドル関連のお話で、ステージを動き回る様子を意味しているのかとは想像できましたが、センターは真ん中と分かりますが、かみて、しもて、とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
「かみて」「しもて」とは漢字で「上手」「下手」と記述して、客席から見て右側が「上手(かみて)」、左側が「下手(しもて)」になるのだそうです。その由来について調べてみると、その昔、照明設備などない時代、太陽光が入るよう、演舞場などは絶対に南向きで作られたのだそうです。いち早く照らされる東側からベテラン、権威のある人、上手な人が配列されるように、徐々に下手(しもて)に向かって修行中の未熟な人が多くなる配置になったのだそうです。現在ではあくまでもステージ上の位置を分かりやすいように使われているとの事。
ちなみに同じ漢字の「上手(じょうず)」「下手(へた)」もこれに由来しているのだそうです。
なるほど。朝陽が昇る東側、向かって右が上手(かみて)で、西側が下手(しもて)になるのですね。
まだまだ理解の足りない日本語がたくさんあります。またひとつ勉強になりました。