雑誌を読んでいると、ちょっと気になる文言を目にしました。
「これまで対応をおざなりにしてきた・・・」
「おざなり」。
なんとなく「適当」「いいかげん」といった意味かと認識していますが、語源などどういったところに由来しているのでしょうか。
ちょっと気になったので調べてみました。[myadgg]
まず意味について確認ですが、考えていた通り、いいかげん、その場限りで取り繕う、といった意味になるとの事。語源については、江戸時代に「座成(ざなり)」という言葉があり、「座」とは「座敷」の事で、「成」は「○○である」との意味で使われる「なり」との事。先頭につく「お」は敬語で、本来の意味としては、宴会の席、という意味で、先頭に「お」を付けて皮肉を込め、宴会の席でする表面的なその場だけの対応・会話、といった意味にしているのだそうです。
なるほど、そういった意味だったのですね。
また似た言葉で「なおざり」という文言もあるとの事。これは知りませんでした。ついでに調べてみると「等閑」と記述して、本気でない、あっさりしている、いいかげん、と似たような意味なのだそうです。語源についてはちょっと難しいので省略しますが、漢字で記述する「等閑」は同様の意味の漢語(中国語)から由来しているとの事で当て字なのだそうです。
調べてみるとまだまだ知らない日本語がたくさんあって面白いですね。
人生日々勉強です。
#yaoyolog